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2024年07月16日配信

どんな接触が多い?『オンラインカウンセリング集計』の秘密 | 第808号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/07/16━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第808号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 研究会のサイトでは
 オンラインでカウンセリングをしています。
 https://jstcd.or.jp/cs/


 「チェックして間接接触を確認できるんですね」


 はい。白木さん。
 これまで233名の方が受けています。

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          どんな接触が多い?

     『オンラインカウンセリング集計』の秘密

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 ▼当てはまる方が多い項目トップ3は


 こんな結果となりました。


 1位 マスクを使用している......85%(198名)
 2位 ティッシュでよく鼻をかんでいる......82%(192名)

 3位 石けんやシャンプーを使用している家族と同居している場合、
    蛇口に触れた後、洗顔・洗髪前にペーパータオルや手ぬぐいで
    手を洗っていない......74%(173名)


 「ふむふむ。
  でも、マスクは感染症対策で必須でしたね」


 そうですね。
 医療関係者だけでなく、マスクは日常的なものになりました。


 「指定の洗剤で洗っていれば
  問題ないんですよね?」


 ええ。そうなんですが......。

 実際はマスクの加工が落ちていなかったり、
 手で肌に触れる部分を触ってしまっていたり。

 先月測定にいらした方も、
 しっかり対策をされていたのですが、
 マスクをやめたら紅斑値が70下がっていました。

 見た目の印象もずいぶん白くなっていました。


 「2位のティッシュの影響も大きいんですか」


 はい。
 ティッシュそのものに保湿加工をしてあったり、
 また、ティッシュを手で触った部分が
 肌に触れたりして赤みが出やすくなります。





 ▼家族がいる場合


 「3位もそうですが、ご家族が石けんや
  シャンプーを使っている場合も多いですね」


 そうですね、白木さん。
 この項目も該当する方が一定数いらっしゃいました。


 ◇石けんやシャンプーを使っている家族と
  洗面器やタオルを共用している......43%(100名)


 測定にいらっしゃる方でも、ご家族との兼ね合いで
 「どうしても柔軟剤の使用がやめられないんです」と
 いうことがあります。

 無理に非接触生活を進めて
 家庭でもめごとになってしまってはよくありません。

 理解されないときは、
 自分にできることだけで対処しましょう。

 それが3位の「入浴時に手をペーパータオルでぬぐうこと」や、
 「洗面器やタオルを共用しないこと」です。





 ▼うっかり接触も?


 その他、該当した方が多かったのは
 こんな項目でした。


 ◇一次刺激性物質の付着した手で寝ている間に顔を触っている。
  53%(123名)

 ◇前髪を手でよく触っている。
  49%(115名)

 ◇考え事をするときや話をするときに手で顎に触れている。
  48%(113名)

 ◇よく鼻に手で触れている。
  47%(110名)

 ◇ヘアブラシやメイクブラシを指定の中性洗剤で洗い直せていない。
  49%(115名)


 「うっかり触ってしまっていることが多いようですね!」


 ええ。
 「完璧にできています!」という方でも
 意識してみると、ちょっとしたときに顔や髪を触っているものです。

 できるだけ触らないよう気をつける、
 髪や顔を触るときは手に付着している一次刺激性物質を
 落とすようにしましょう。


 「ここは自分だけで対策できるから
  なんとかなりそう」


 はい。やってみてくださいね。





 ▼確認してみましょう


 今なんとなく肌の調子が良くない、
 原因がわからないという方は受けてみてくださいね。

 ☆オンラインカウンセリング
https://jstcd.or.jp/cs/


 数値で確認するには......。

 対面で肌の測定も始まっています。
 ご希望の方は「非接触生活プロジェクト」の
 メルマガでお知らせしている方法でご予約くださいね。



 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
  https://jstcd.or.jp/contact/

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