非接触皮膚科学

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2025/02/18━☆
　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　第835号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。


　「これまで医療現場を見てきましたが
　　一般市場はどうなっているんでしょうか」


　そうですね、白木さん。
　これからの活動方針を検討するためにも
　気になるところですね。

　現状を改めて調査してみましょう。

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　　　　　　　　　　　どうなってるの？

　　　　　　　　　　『一般市場』の秘密

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　▼「何もつけない」、お湯洗髪は？


　2014年に『何もつけない美肌術』が出版されてから
　「何もつけない」やお湯洗髪関連の出版が相次ぎました。
　医師が書いた本もありましたね。


　「ということは、医療現場にも
　　本当は導入されているんじゃ！？」


　「何もつけない」を推奨しているクリニックも
　あるにはあるのですが......。

　洗浄と保湿の概念からはなかなか
　離れられないようで、純石けんの使用はOKとされています。
　また、美容施術も並行して行われていますね。


　「何もつけないだけでは
　　クリニックも営業していけませんよね」


　そうですね、白木さん。
　「何もつけない」だけでは収益がありませんから
　致し方ないことかもしれません。


　お湯洗髪は「湯シャン」として
　少しずつ認知はされつつあります。

　美容師・理容師さんが勧めていたり、
　AGA系のクリニックが案内しているのを
　見かけるようになりました。


　「やり方の動画も出てきましたね」


　ええ。

　ただ、一般的に言われている「何もつけない」、
　「湯シャン」には、洗濯洗剤や間接接触の影響には
　触れられてません。

　肌の弱い人が本当に健康な素肌になるための
　情報にはなっていないのが現状です。





　▼敏感肌用の化粧品は


　「皮膚トラブルで悩む方も使えるっていう
　　コンセプトの化粧品も増えてきましたよね！」


　はい。
　界面活性剤、シリコン不使用を謳っている
　化粧品も出てきましたね。

　測定時や読者の方からのお問合せで
　話題に出るメーカーをいくつか調査してみました。


　「どうだったんですか？」


　使えるアイシャドウなども少しはあったのですが......。

　やはりミネラルファンデーションには、
　一次刺激性物質である酸化亜鉛や水酸化Alが
　使用されていました。

　一次刺激性物質を含まない
　ファンデーションもあるにはあるのですが、
　保湿効果を出すためオイル類が多数使われています。


　「そうするとクレンジングや洗顔料も
　　必要になりますね」


　そうですね、白木さん。
　しっとりさせたものは洗浄剤を使わないと落とせません。

　また、肌荒れを隠すためにカバー力のある
　ファンデーションやコンシーラーも必須になっているようです。


　「肌荒れしている人からの
　　需要があるんでしょうね」


　はい。
　塗って隠したい気持ちもよくわかります。

　そしてどの化粧品会社も、必ず乳液や美容液などの
　基礎化粧品を販売しています。

　すべての商品が一次刺激性物質を
　使っていないわけではありません。

　ラインで使うことが推奨されていますから
　肌の弱い人はトータルでは使えませんね。




　▼化粧品以外は


　化粧品の視点では、どうしても何かをつけて
　見た目をきれいに見せるという方向になります。


　「もともと化粧品ってそういうものですしね」


　そうですね、白木さん。
　そういう意味では敏感肌用の化粧品というものは
　存在しないのかもしれません。


　「洗濯洗剤はどうですか？
　　赤ちゃんでも使えるっていうのがありますが」


　はい、お話を進めたいのですが、
　長くなりましたので......続きは次週に。




　☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ

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