バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2020年08月04日配信
第627号 接触の強さ?『肌に出るトラブルの違い』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020/08/04━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第627号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「牛田さん、牛田さん。
このメルマガではよく『強い接触』とか
『ちょっとした接触』とか言っていますよね。
違いは何ですか?」
いい質問ですね。
接触の強さによって、肌への負担や
現れるトラブルに違いがあるんですよ。
どんなものとの接触が強いものなのか、
トラブルはどう出るのか、
今日はそれをテーマにお話しましょう。
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接触の強さ?
『肌に出るトラブルの違い』の秘密
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▼肌にすぐ出る!強い接触をした後
「具体的に、強い接触や
そうでもない接触には
どういったものがあるんですか?」
まずは、それぞれ具体例を出して
おさらいしましょうか。
【強い接触】
皮膚のタンパク質を変性させる力が
強いものとの接触です。
たとえば・・・
〇シャンプー・リンス
〇柔軟剤
〇クレンジングや洗顔フォーム、石けん
〇抗菌加工をした寝具
〇UV加工や撥水加工をした衣類
〇特別なときのフルメイク
〇美容院、歯医者などでの接触
など。
「8つの生活習慣は強い接触を
避けるためのものだったんですね!」
そうなんです。
☆8つの生活習慣↓
【ちょっとした接触】
抗菌剤や柔軟剤の付着した手や、
石鹸で洗った手で顔を触ってしまったり。
手で髪を触ってしまい、その髪が
肌に触れてしまうことも
間接的な接触です。
また、ティッシュやマスク、タオルを経由して
接触してしまうこともあります。
「うーん。ちょっとした接触は生活の中に
たくさんありそうですね・・・」
はい。
8項目を実践してある程度までは
きれいになったけど、改善が止まってしまったと
感じるときは、この「ちょっとした接触」が
続いている可能性があります。
■肌に出るトラブルの違いは?
「どんなものに触れたかで、
肌に出るトラブルに違いは
あるんですか?」
「強い接触」は触れるとすぐに
肌に大きな影響が現れるのが特徴です。
ヒリヒリ感が出て赤くなったり、
ニキビや吹き出物ができたり、かゆみが出たり。
ガサガサしたカサつきが出始めることもあります。
「急に赤みやひりひりが出ると
慌ててしまいますね」
ええ。
でも肌への影響が大きく現れますので、
いつから肌トラブルがひどくなったかを
思い出せれば原因はすぐに見つけられるでしょう。
一方「ちょっとした接触」は
急に大きなトラブルになることは少なく、
原因を特定しづらいものです。
無意識の習慣となっていることが
原因の場合もあります。
毛穴の開きや黒ずみ、色素沈着やくすみが
なかなか改善しないときは、
間接接触を疑ってみましょう。
☆間接接触を自分で見つけられる
オンラインカウンセリングは
▼おわりに
今日は接触の強さ別に
肌に起こるトラブルの違いについて話しました。
白木さん、いかがでしたか?
「そういえば、肌が強い人と弱い人でも
出てくるトラブルに違いはあるのでしょうか?」
はい。
今回はこのメルマガを読まれている
肌の弱い人の場合をお話しましたが。
化粧品やさまざまな柔軟剤を
楽しみながら使える人もいるように、
どんな接触でどんな肌トラブルが現れるかは
もともとの肌の強さにもよります。
ただ、
肌が弱く、接触が続いて傷んでしまっている
場合でも、原因となるものが見つけられれば、
肌はすぐに変化を始めます。
もし何が原因かわからない場合は、
どの部位ににどんなトラブルが出ているか、
最近変わったことはなかったかなど。
思い当たりそうなことを書いて
遠慮なく送ってくださいね。
一緒に探してみましょう。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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