メールマガジン「秘密の皮膚科学」
2019年01月08日配信
第553号 使うときれいになれる?『化粧品との付き合い方』の秘密
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健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第553号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
新年を迎えましたね。
白木さん、お正月はゆっくり過ごせましたか?
「ゆっくりもさせていただきましたが、
いただいたお餅をたくさん食べてしまい、
少し体が重たくなってしまいました......」
今年もよろしくお願いします。
2019年初めてのメルマガでは、フェローの方の
報告を取り上げながら、化粧品との
付き合い方についてお届けします。
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使うときれいになれる?
『化粧品との付き合い方』の秘密
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これまで肌に悩みを持った方たちの声を
たくさん聞いてきましたが......。
「化粧品=肌をきれいにするもの」という
認識が強い方が多い、ということです。
まず最初にご報告を取り上げるSさんは、
非接触生活を始めたばかりで、肌荒れを恐れて
化粧品の使用をやめられないとのこと。
▼やめると肌荒れが怖い?
「メイクと洗顔料が欠かせません」Sさん(30代女性)
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鼻やあごのにきびは出来にくくなっているように感じるものの、
おでこや生え際は実践前よりニキビが増えました。
人に会うときはどうしても必要で週1、2回は
軽いメイクをせざるを得ません(パウダー)。
また、以前に朝晩水洗顔だけにしたときに
効果が感じられなかったため、
夜だけは洗顔料で洗っています。
(〇〇〇〇〇という、小麦ふすまと米ぬか、泥が入ったもの。
メイクもこれで落とすようにしています)。
ASVC22も使用(一日2回)していますが、
鼻の毛穴の改善が感じられないです。
肌の状態が悪くなってしまうと困るため
夜の洗顔料の使用を止めるのが怖いです。
上にも書いたように水洗顔の効果にも疑問があるため、
困っています。どうすれば良いでしょうか?
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Sさんは、「水洗顔」をして
肌の調子が悪くなってしまったこともあり、
洗顔料をやめられないとのこと。
一般的に言われる水洗顔とはどういうものなのか、
白木さん、教えていただけますか?
「水洗顔とは、洗顔料を使わずに、
水(ぬるま湯)だけで洗顔することですね。
その後、化粧水や乳液などのスキンケア用品は
一切使用しないそうです。
肌の調子が悪くなる「リバウンド」後から
肌の改善に向かうという情報もあります」
ありがとうございます。
残念ですが......。
肌が弱い方は、洗顔料を使わず洗顔後に何もつけないだけでは
肌の状態は良くならないのです。
▼肌トラブルの原因は「強い接触」にあった!?
肌が弱い方は、強い一次刺激性物質との接触が
肌トラブル改善を阻んでいる可能性があります。
Sさんの声を見てみても、
おでこや生え際のニキビが増えた、
鼻の毛穴が目立つ、とのことから
他に強い接触が続いていそうですね。
ご相談メールから、どんなことが考えられるでしょうか。
「う~ん......洗えないおふとんや毛布などでしょうか?」
それもあり得ますよね。
それでは、Sさんの相談内容をもとに
原因を探るチェックポイントを見てみましょう。
■チェックポイント
◎ご使用のパウダーの全成分を確認しましょう
週1、2回の使用でも肌は傷んでしまいます。
全成分に一次刺激性物質が使われていないか
確認してみてくださいね。
◎洗顔料の使用をやめてみましょう
ご相談の洗顔料は、発酵酵素を使っているものでした。
酵素の種類が明らかでないのですが、
タンパク分解酵素を使っている洗浄剤なら
皮膚のタンパク質を分解してしまいますので、
肌を傷める原因になります。
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他にも刺激物との接触がありそうだったので、
Sさんにはその後、オンラインカウンセリングも
受けていただきました。
するとその結果、
・バッグに直接入れたハンカチで顔や首を拭いている。
・レストランなどのおしぼりで口を拭いている。
・洗えない帽子やヘルメットを直接かぶっている。
・マスクを使用している。
・ジムやマッサージに行って、抗菌スプレーをしたマットや
指定洗剤以外の洗剤で洗ったタオルと接触している。
・考え事をするときや話をするときに手で顎に触れている。
という事実が判明したのです。
Sさんのおでこや生え際のニキビの原因は、
洗えない帽子との接触にあったようですね。
一次刺激性物質とは生活上のあらゆる場面で
接触機会があるもの。
非接触生活を日常的に意識していくことが、
肌トラブルを改善することにつながります。
▼化粧品を再開してみたら......
続いては、認定フェローのYさんから
いただいた報告です。
Yさんは非接触生活を実践したことで
肌がきれいになったので、
よかれと思って化粧品を再開してしまったとのこと。
「欲が出て化粧品を再開しましたが」Yさん
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あんなに信頼してきた肌の生活の中、欲が出て、
メイク、日焼け止め、洗顔料、クリームなどを
最近使ってみたりしてしまい、一気に湿疹だらけ、
肌はどんなに低刺激の化粧品でも一切受け付けず、
せっかくキレイだった肌が一気に振り出しに戻りショックでした。
周りから、化粧くらいしたら?化粧品も使わないなんて女子として
残念みたいに言われたり思われることが辛くて、
せっかくキレイになった肌に自分から痛めるような
ことをしてしまいました。心から後悔と反省です。
周りからはなかなか理解を得られない部分もありますが、
私には非接触生活が一番肌に合っていて、肌が喜んでいると今、
よく分かりました。
肌は正直で、すぐに異物、科学物質を拒否することが
よく分かりました。肌を痛めないように生活することの
大切さをキレイな肌を失ってより痛感しました。
化粧品類、洗顔料、シャンプー類、本当にこわいです。
今日から、また肌が生き返ることができるように、
肌を大切にしながらぶれずに進んでいきます。
牛田先生の本やメールをお守りにしながら、また頑張っていきます。
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化粧品を使えばより肌が綺麗になる、
肌の調子を良くすることができるという
広告や宣伝が溢れています。
化粧品は肌の状態を美しく「見せる」もので、
肌の強い方がエンターテイメントとして楽しむものです。
肌には手遅れはありませんので、
気づいたときに実践すれば、健康な素肌を
取り戻すことができますよ。
肌の調子の悪化が怖くて化粧品がやめられない方も、
やめてみて再開したらまた調子が悪くなってしまった方も。
▼おわりに
今回はSさんとYさんという二人の
ご報告を取り上げながら、化粧品との付き合い方を
解説していきました。
白木さん、いかがでしたか?
「肌を綺麗に見せたい気持ちはとても共感できます。
でも、化粧品を使うことで健康な素肌が
遠のいてしまうことを使う前に思い出したいです」
そうですね。
ご自身の肌の状態を見て、
判断するようにしてくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
次号の「非接触生活プロジェクト」は1月10日配信予定。
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