メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2015年03月17日配信

第451号 肌のざらざら『角栓の対処法』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/03/17━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第451号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 今回は、最近お問い合わせが増えている
 "鼻のざらざら"についてお話します。

 これまでにも何度か取り上げてきましたが、
 ちょっと久しぶりですので
 まずはおさらいから始めましょう。

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             ── 肌のざらざら ──

              『角栓の対処法』の秘密

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 ▼"ざらざら"の正体


 表皮では、役割を終えた角質片が
 繰り返し剥がれています。

 毛穴は表皮が落ち込んで形成されていますが、
 毛穴のなかで角質片の剥離が多く起こると
 角質片と皮脂が混ざって『角栓』ができます。

 これが、ざらざらとした手触りの正体。
 鼻や口周りで気になることが多いでしょう。

 ☆図で見る『角栓』
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2012/06/kakusen.php 


 "非接触生活を始めたら角栓ができるようになった"
 というご相談をいただくことがありますが、
 化粧水や乳液をつけなくなって
 その存在に気づきやすくなっただけのことです。

 角栓は代謝によって生まれ
 やがて自然に取れてしまうものです。

 肌がざらざらしていると気になるかもしれませんが、 
 角栓が肌トラブルの原因になることはありませんので
 心配しないでくださいね。






 ▼角栓についてのご質問


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  Q1『角栓を取りきれません』(男性)
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  顔に何もしなくなって1年が経ち、
  全体的に良くなってきていると思います。

  ただ、お風呂で少し温まってから鼻に触ると
  角栓のようなものが取れます。

  もうないだろうと思って再び触ると、また角栓が......。
  どうしたら良いでしょうか?

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  A1.全部取らなくても大丈夫です


  先ほどもお話したとおり、
  角栓は自然にできて、いずれ取れるものです。

  角栓が肌に残っていても
  ニキビなどのトラブルにつながることはありませんから
  無理に取らないようにしましょう。

  バックナンバーで、
  肌を傷めない角栓の取り方をご紹介しています。

   ☆第316号 指先で取る?『角栓』の秘密 (2)
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2012/07/316.php 




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  Q2.『ぬぐっても取れない場合は?』(50代・女性)
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  非接触生活を始めて3ヶ月になります。
  一時めげてしまい中断しましたが、また再開しました。

  古い角栓が、瞼とこめかみのあたりにあり
  手ぬぐいでぬぐっても取れません。

  このような場合、美容皮膚科で
  部分ピーリングをしてもらったほうが良いのでしょうか?

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  A2.軽くこすって取れない角栓は、そのままにしましょう


  強くこすらないと取れないものを
  無理に剥がすと、皮膚を傷つけてしまいます。

  軽くこすって取れないものは
  肌にとってまだ必要な角栓です。
  爪などで傷つけないようにしましょう。

  なお、ケミカルピーリングは医療行為でもあり
  コメントしづらいのですが......。

  一般的には、肌の弱い人が物理的な処置を受けると
  必要以上に角質が剥離して、肌のバリア力が低下したり
  炎症を引き起こしたりする場合があります。

  結果として、プラスの効果を期待しにくいようです。






 ▼非接触生活の実践者から ~角栓についてのご報告~


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  ◎非接触生活を始めて
   鼻の皮むけや角栓、顔の痒みが改善しました。
   過剰な皮脂分泌も自然におさまりました。(30代・女性)

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  ◎顎のザラザラ(角栓)がなくなり、スベスベになりました。
   鼻の角栓も消えました。

   今は、夜の入浴前に鼻を触ると少し脂が出たかな、
   という程度です。(40代・女性)

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  ◎初めの頃、特に気になっていた、
   こめかみ、もみあげから耳の下、顎の裏のにきびと
   ざらざら感は見事に改善しました。

   小鼻脇の黒ずみ・ざらつきもいつのまにかなくなってきて、
   角栓取りパックや拭き取り化粧水など、化粧品を
   使うことの無意味さがよくわかりました。(40代・女性)

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 ▼おわりに ~ 角栓にも変化が ~


 今回は、久しぶりに角栓についてお話しました。
 白木さん、いかがでしたか?


 「最後にご紹介した実践者からのご報告、うれしいですね!

  非接触生活を続けると、
  角栓にも変化が現れるということでしょうか?」


 一次刺激性物質との接触がなくなると、
 角栓もできにくくなるようです。

 角栓が絶えずたくさんできる、なかなか取れないという方は
 接触によって、毛穴の中の角質が
 過剰に剥離していることが考えられます。

 日常生活で肌を傷めるものに触れていないかどうか、
 あらためて確認してくださいね。




 ☆メッセージはこちらまで
  →→ http://jstcd.or.jp/contact/

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