メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2016年10月11日配信

第528号 改善のきっかけ、実践のコツ『実践者のレポート』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016/10/11━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

            「秘密の皮膚科学」

     第528号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 今回は、3名の方から届いたレポートをご紹介します。

 非接触生活実践歴の長いベテランの方、
 この夏に始めたビギナーの方、
 ラーナーから学び直しているマスターコースの方。

 みなさんそれぞれに
 日々の実践の中で気づいたことや
 編み出したコツを教えてくださいました。

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         ── 改善のきっかけ、実践のコツ ──

            『実践者のレポート』の秘密

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 ▼【1】測定フェロー・Kさんのご報告


 最初にご紹介するのは、測定フェロー歴5年のベテラン、
 Kさんからいただいたおたよりです。

 いつもご自身の肌の状態をきちんと把握しているKさん。
 測定数値が変化したときの原因の推測も的確で、
 牛田の解説がほとんど必要ないほど。

 7月の測定では『口角の荒れが気になっている』
 とおっしゃっていたのですが、その後、
 こんなご報告をくださいました。


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  『口角が荒れる原因は、食洗機の洗剤だったようです』
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  7月に測定をしていただきました。ありがとうございます。
  前回とそんなに変わらずといった結果でした。

  ただ、口角がずっと痒く、赤くなったり、黒ずんだりしていて
  本当に気になって相談したところ、
  歯磨き粉(毎日は使いません)か
  自動食洗器の洗剤(最近使い始めました)が原因か、
  ということになりましたが、
  その後しばらくは普段どおり使っていました。

  数日後に美容室にいった後は少し症状がひどくなりましたが、
  1週間もすれば治るだろうと思っていました。
  が、2週間たっても、治りません。
  むしろひどくなっていくようでした。

  運動や食事の後に体温があがると
  とても痒くてたまりませんでした。


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  数日後、外食をして帰ってきた夜に急に赤くなり、
  痒くなったので、なんだろうと考えてみました。

  そして、レストランの食器に使われている
  洗剤じゃないかと思いはじめました。

  さらに、やっぱり我が家の食洗器洗剤も原因かと思い
  やめてみる事にしました。

  そうしたら2日後には痒みがなくなり、
  赤みも引いてきました!


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  顔全体も赤黒いなぁと思っていましたが、
  今は普段の肌色になってきました。

  疑ってはいたものの、まさかなんて思って
  使いつづけていて馬鹿だなぁと思いました。
  はやくやめればよかったです。

  これからは外で食事をしたら
  リップクリーム代わりに塗っているワセリンを
  手を洗ったあと落とし、また手を洗い、顔を洗うようにします。
  そうしたらもっと改善すると思います。

  体験談はメルマガでぜひ使って下さい。

  何も使わない生活を始めて何年もたって
  慣れてきたつもりでも、見落としがあるんですね~。

  私も、他のみなさんのメルマガ体験談に助けられています。


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 (牛田より)

 肌の弱い人は、食器用洗剤の抗菌剤が残留した食器を使って、
 唇や口角が荒れてしまうことがあります。

 食洗機用の洗剤も、粉末石けんタイプや
 抗菌剤配合のものがほとんどです。

 使っているものをやめるには思い切りが必要ですが、
 "もしかして?"と思うものがあれば、
 Kさんのようにぜひ、行動に移してくださいね。

 日常的に使うもののなかでは、歯磨き粉も
 口周りの肌トラブルを引き起こすことがあります。

 唇が荒れやすい、なぜかいつもカサついている、という方は
 歯磨き粉を使う頻度を減らして、様子を見てみましょう。






 ▼【2】ラーナーの方のご報告


 続いてご紹介するのは、
 この夏に非接触生活を始めたラーナーの方(40代・女性)
 からいただいたご報告です。


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  『洗髪後に完全に乾かし、冷風でセットするとツヤが出ます』
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  完全なお湯洗髪は今回初めてですが、
  お湯洗髪+クエン酸リンスは1年以上実践していたので、
  小麦粉シャンプーなしでも、かゆみも全くなく
  切り替えも楽でした。

  お湯洗髪のコツと言えるかどうか分りませんが、
  洗うのも乾かすのも、それぞれの手袋を使って、
  完全に乾くまでは、絶対に素手で髪に触りません。

  素手だと、ベタつきやきしみが過敏に気になりますし、
  素手で髪を扱うと、摩擦で抜け毛が増えます。

  シャンプーやリンスを使う場合は、
  8割くらい乾かして後は自然乾燥にしますが、
  お湯洗髪の場合はベタつきますので、
  ドライヤーで完全に乾かして、最後に
  冷風でしっかりセットすると、ツヤが出ます。

  シャンプー等使っていた時期の部分はガサガサのままで、
  ここからがお湯洗髪を実践した時期とはっきりわかる位、
  違いが分かりますが、傷んだ部分を切るより、
  まとめ髪にして、色々アレンジを楽しんでいます。

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 (牛田より)

 洗い上がりの髪を素手で触ると、
 しっかり洗ったのにベタベタした感じがするものです。

 ベタつきが気にならないようにするには、
 洗髪後も綿手袋をはめて、
 ドライヤーで完全に乾かすのがコツのようですね。

 シャンプーを使っていた時期の髪と、
 現在の髪の違いがはっきり分かるとのこと。
 ぜひ、これからも健康な髪を維持してくださいね。






 ▼【3】マスターコースの方のご報告


 最後にご紹介するのは、
 現在マスターコースに参加中の方(30代・女性)から
 いただいたご報告です。

 以前から非接触生活を実践していたものの、
 ニキビがなかなか治らないことに悩んでいたそうです。


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  『手洗いの大切さに気づきました』
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  私は マスターコースに入る前から非接触生活をしていました。
  けれど妊娠しているのもあるのか、
  顎にニキビができることだけは治りませんでした。

  きちんと非接触生活を改めてみようと思い、
  ビギナーコースから参加してみました。

  私が一番効果があったのは、
  顔を洗う前に指定のペーパーで手を洗う行為でした。

  石けんを使ったあと、そのまま顔を洗っていたので
  やはりニキビができてたんだなぁと実感。

  ただ単に水洗顔、湯シャンをするだけでは
  いけないんだと思い知らされました。
  これからも、ずっと続けていくつもりです。

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 (牛田より)

 とくにビギナーの方は見落としている場合が多いのですが、
 手洗いはとても大切です。

 手には一次刺激性物質が付着しています。
 顔や髪に触れる前に、ペーパータオルや手ぬぐいを使って
 必ず手を洗いましょう。

 これだけで、ニキビや肌の赤み、
 毛穴の開きや黒ずみなどが改善することがあります。

 ☆【動画】ブラッシングブラシの洗い方・手の洗い方
  http://jstcd.or.jp/dataroom/2014_06_20140612/


 水洗顔やお湯洗髪だけでなく、
 手洗いや洗濯洗剤の切り替えもお忘れなく!

 8つの生活習慣"すべて"を実践することが
 肌の改善につながります。






 ▼おわりに ~ 生の声が励みに ~


 今回は、3名の実践者からいただいたレポートをご紹介しました。
 みなさん、貴重な声を寄せてくださり、ありがとうございました。

 白木さん、いかがでしたか?


 「同じ8項目を実践していても、
  気づくこと、感じることは人それぞれで面白いですね。

  今回、個人的には
  "傷んだ髪は切らずにまとめ髪を楽しむ"
  というアイディアが素敵だなと思いました」


 そうですね。

 実践者のみなさんの生の声は、アイディアの宝庫。
 他の方のご報告を励みにがんばっている、という方も
 たくさんいらっしゃいます。

 日々の実践でお気づきのことがあれば、
 どんなことでも結構ですので、
 ぜひお気軽にメールでお知らせくださいね。

 宛先はこちらまで。
 お待ちしています!

  →→ http://jstcd.or.jp/contact/

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