メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2019年01月29日配信

第556号 最初の壁?『家族の協力を得る方法』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019/01/29━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

            「秘密の皮膚科学」

     第556号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 前回は読者の方からの悩みの声が多い、
 新生児のスキンケアの現状についてご紹介いたしました。

 ☆第555号 ママは気になる?『赤ちゃんのスキンケアをめぐる現状』の秘密
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2019/01/555.php

 メルマガで取り上げてほしい質問や体験談も募集しています。


 「たくさんのメールをお寄せいただいています。
  引き続き募集中ですので、お気軽にお送りくださいね!」


 そうですね、白木さん。

 今日は測定フェロー(測定データの解析にご協力
 いただいている仲間)の方にインタビューした、
 「家族の協力を得た方法」についてです。
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            最初の壁?

       『家族の協力を得る方法』の秘密

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 ご家族が非接触生活における8つの生活習慣の実践に
 協力的な場合と、なかなか理解を得ることが
 難しい場合があります。

 とはいえ非接触生活を実践するにあたり、
 ご家族の協力を得ることは必須。

 では、ご家族の協力を得られた方は、
 どのようにお話を切り出したのでしょうか。

 今回は実践歴の長い、お二人の測定フェローに
 話をうかがいました。





 ▼測定フェローの方の声(1)~Rさんの場合~


 まずご紹介するのは、40代女性のRさんの声です。

 Rさんは3人の子供を持つお母さんなのですが、
 とくに1番上の子の肌が弱かったそう。

 そんなRさんからは、子供に実践を問いかけることで
 理解を得られたエピソードをお聞きすることができました。


 【インタビューその1】 Rさん(40代女性)
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 Q1.非接触生活を始めたきっかけは?

 「非接触生活を実践する前はすぐに真っ赤になったり
  炎症して膿んだりしていました。
  8つの習慣を実践してから炎症などはおさまり
  今は快適に過ごしています」


 Q2.ご家族は実践していますか。

 「子供が3人いますが一番上の子は肌が弱く
  かゆみが出ていましたが、非接触生活は
  特に実践していませんでした。

  そこで『お母さんはこういうこと(非接触)を
  やっているけどやってみる?でも嫌なら
  やらなくてもいいよ』と言ったところ
  一緒にやりはじめるようになりました」


 Q3.苦労した点はありますか。

 「はじめはお湯洗髪に苦戦していたようですが、
  かゆみがおさまり肌もキレイになりはじめたため
  よりいっそう続ける気になったようです。

  下の子二人は長女の肌がキレイになるのを
  見たのもあり、真似をするようになりました。

  今では"学年で一番肌がキレイ"といわれているそうです」

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 Rさんご自身も赤みや炎症の悩みを解決し、
 快適に過ごされていますが、
 お子さんもまた、学年で1番綺麗と言われる肌を
 手に入れられたのは、とても嬉しいことですね。






 ▼測定フェローの方の声(2)~Yさんの場合~


 次にご紹介するのは、同じく40代女性のYさんです。

 Yさんはもともと肌がかぶれやすかったこともあり、
 非接触生活に取り組み始められました。

 しかし、最初はご主人の理解を得ることができず、
 苦労されたとのこと。

 そこYさんは、あることを意識することで、
 ご主人の理解を得ることができ、今ではご家族全員で
 非接触生活に取り組むまでになったようです。
 


 【インタビューその2】Yさん(40代女性)
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 Q1.非接触生活を始めたきっかけは?

 「もともと肌が弱くかぶれたり痒くなったり
  していたため、非接触生活を実践していました」


 Q2.ご家族は実践していますか。

 「主人は最初はせっけんを使わないなどの生活を
  疑っていて受け入れてもらえませんでした。

  ただ、受け入れてもらえないことを前提に
  何度も少しずつ繰り返し伝えました。

  その時は
  『浴槽の洗剤を使ったりすると肌が荒れてしまって悲しい』
  『石鹸を使った手で触ったものを触ると肌が荒れてしまって悲しい』
  ということを優しい口調で伝えてきました。

  『◯◯をやめて欲しい』と言った言い方を
  しないように気をつけました」


 Q3.ご家族に何か変化はありましたか。

 「4ヶ月ほど経った頃に主人の癖毛がストレートに
  なり始めたり、スーツを着ると背中が痒かったのが
  無くなったりしたなどの変化が表れました。

  本人もやると良いということが分かり
  今では非接触生活を実践してくれています」


 Q4.お子さんたちはいかがですか。

 「3人の子供達は、母親の権限(?)で
  非接触生活を実践してもらっています。

  一番上の子も肌が弱く、関節などがカサついていました。
  石鹸などの使用をやめたところ改善したこともあり
  特に抵抗なく非接触生活を実践しています。

  ただ、お友達などにはそのことは伝えていないので
  旅行などで連泊する時は普通に振る舞っています」

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 ご主人の理解を得られた秘訣は、直接的に
 リクエストするのではなく、Yさんご自身の悲しみや
 生活のしづらさを伝えたことでした。

 ご主人や子供たちの肌や髪にまで
 効果を実感していただけたことは嬉しいですね。







▼おわりに ~協力のもとで非接触生活を~


 今回は非接触生活を始めるにあたり、
 ご家族にどう理解してもらうかについて、
 実践者の声をもとにご紹介しました。
 白木さん、いかがでしたでしょうか。


 「インタビューに答えてくださったお二人のお話では、
  強制しないことや非接触生活を体感してもらうことが
  ポイントのようですね」


 そうですね。

 一方で、家族がお気に入りの洗濯洗剤を
 替えてくれない、などの声も聞かれます。

 もし万が一、理解が得られなくても、
 ご家族を責めないようにしてくださいね。
 家族が円満に過ごすことが一番ですから。

 ですが、肌の弱いご家族が知らないうちに
 トラブルを慢性化させないために、
 正しい知識で守ってあげられるといいですね。

 そのためにも、非接触生活を早く
 もっと多くの人に知ってもらう必要がありそうです。






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  →→ https://jstcd.or.jp/contact/
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