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2015年08月11日配信

第471号 非接触生活的・夏の過ごし方『日焼け止めのルール』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/08/11━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第471号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 暑い日が続いていますね。

 日常生活では日焼け止めを使わないのが
 非接触生活のルールですが、
 状況によってはつけたほうがよいときもあります。

 今回は、日焼け止めが必要なときと、そうでないとき。
 それぞれの状況をおさらいしましょう。

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          ── 非接触生活的・夏の過ごし方 ──

            『日焼け止めのルール』の秘密

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 ▼長時間、車に乗るときは?

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  私は配達ドライバーです。
  朝6時から、昼3時位迄運転しています。

  今は、お湯で落ちるタイプの日焼け止めを塗っています。
  3時間おきに塗り直していますが、やはり、
  日焼け止めは塗らない方が良いのでしょうか?

  サングラス、サンバイザーは装着出来る環境です。
  アドバイスを宜しくお願い致します。 (30代・女性)

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 日焼け止めを毎日につけると、肌が傷んでしまいます。
 できれば使わないほうがよいでしょう。

 ・肌にカサつきや炎症、シワなどのトラブルがある
 ・日焼け止めを使用すると肌が荒れてしまう

 こんなときは、サンバイザーなどを使って紫外線をガードしましょう。

 車のガラスはほとんど紫外線カットになっていますが、
 遮光フィルムを貼るという方法もあります。






 ▼屋外で仕事をするときは?

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  私は、建築現場の職人さんを教育する仕事をしています。

  炎天下で過ごすことが多く、
  どうしても日焼けをしてしまいます。

  シミ・シワができてしまわないかと凄く不安になります。
  (40代・女性)

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 屋外で仕事をするときは
 帽子や厚手の長袖などで紫外線をガードすることがおすすめですが、
 職務上、そうした対策が難しい場合もあるでしょう。

 その場合は日焼け止めを使ってくださいね。
 日焼け止めによるダメージよりも、
 日焼けによるダメージのほうが大きくなるからです。

 5~8月の強い紫外線は、
 15分~20分で肌に赤みが出ます。

 そのまま日に当たり続けると、
 肌がやけど状態になり、傷んでしまいます。

 紫外線の強い時間帯(10~14時)に、長時間
 屋外で過ごす場合は、日焼け止めをつけて肌をガードしましょう。






 ▼屋外でレジャーをするときは?

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  先日、子供の部活動の応援があり、終日屋外にいました。
  日傘をさし、できるだけ日陰にいました。
  日焼け止めはぬらず、パウダーファンデのみを使い
  純せっけんで、洗いました。

  その後、日焼けのダメージか、
  湿疹がひどくなってしまいました。

  8月に職場の野球大会があり、出なければなりません。
  紫外線対策法は、どうしたら良いでしょうか?

  野球大会は、麦わら帽子をずっとかぶる予定ですが、
  日焼け止めは、必要ですか?
  肌荒れがひどく、あまりつけたくないのですが。(女性)

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 肌にやさしいイメージがありますが、
 純石けんも一次刺激性物質です。

 肌の弱い方が使用すると、
 赤みやカサつきなどの症状が現れることがあります。

 木陰に隠れたり、帽子をかぶったり、
 日傘をさしたりできる状況ならば、肌に紫外線対策としての
 ファンデーションをつける必要はありません。
 石けんなどの洗浄剤も使わないようにしましょう。

 バックナンバーで、
 日焼け止めを使わない紫外線対策についてお話ししています。
 ぜひこちらもご参考になさってくださいね。

  ☆第371号 補足します『何もつけない紫外線対策』の秘密
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/08/371.php  






 ▼日焼け止めが必要なとき・そうでないとき


 ここまで3つの状況の紫外線対策についてお話してきましたが、
 日焼け止めが必要なとき、必要でないときを
 まとめてみました。


 ◎日焼け止めが必要なとき

  帽子や日傘を使えない環境で、
  夏場の紫外線の強い時間帯(10~14時)に
  長時間、屋外で過ごすときは、日焼け止めを使いましょう。

  <<たとえばこんなとき>>

  ・屋外で長時間仕事をする
  ・運動会などで長時間屋外で過ごす
  ・海や山でのレジャー



 ◎日焼け止めが必要でないとき

  帽子や日傘、長袖の服などの日よけアイテムを活用できるときや
  木陰を利用できるときは、日焼け止めをつけなくても大丈夫です。


  <<たとえばこんなとき>>

  ・通勤、通学時
  ・お買い物
  ・ふだんの外出


 先ほどもお話したように、
 日焼け止めをつけるダメージと、つけないダメージ。
 どちらが大きいかを考えて判断してくださいね。






 ▼おわりに ~ 日焼け止めが不要=紫外線対策も不要!? ~


 日焼け止めが必要なときと、そうでないときを
 まとめてみましたが、白木さん、いかがでしょうか?


 「日焼け止めがいらない、と言われると
  何もせずに過ごしてよいのかと思いがちですが、
  紫外線対策はするべきですよね?」


 そうです!
 勘違いをされる方も多いのですが、
 日焼け止めが必要ないときも、紫外線対策は必要です。
 夏の強い紫外線もまた、一次刺激性物質だからです。

 ちょっとした外出をするときでも、
 日傘や帽子、衣類などを活用して紫外線をガードしましょう。
 曇り空でも忘れずに。

 5~8月の紫外線の強い季節は、
 仕事などのやむをえない場合を除いて
 10~14時の外出を避けるのも有効です。


 「この夏も、できるだけ紫外線対策をしているのですが、
  身体をよくよく見たら、すでに肌の色が黒くなっていました......」


 いつの間にかうっすらと日焼けをしていることもあるかもしれませんが、
 肌が傷んでいなければ、そのうち元の肌色に戻ります。
 シミができることもありません。

 ◇非接触生活を徹底し、できるだけ肌を傷めないこと
 ◇紫外線対策をしっかりとすること

 この2つに気をつければ大丈夫。
 夏を楽しんでくださいね。




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   →→ http://jstcd.or.jp/contact/


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