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用語: 肌の強さバリア力冷えひげ剃り皮膚常在菌日焼け日焼け止め保湿

【肌の強さ】

肌の強さには個人差があります。どのような化粧品を使っても、一次刺激性物質の影響が現れにくい、肌の強い人もいれば、ちょっとした接触でトラブルを起こしてしまう肌の弱い人もいます。肌の強さは生まれつきのもので、変わることはないようです。

【バリア力】

皮膚に備わっている、外界からの刺激を守る働きです。
肌の状態は体調や季節の変わり目などにより日々変化しています。
肌の弱い人は、心身にストレスがかかっているときにバリア力が低下しやすく、刺激物質との接触でダメージを受けやすくなります。

【冷え】

寒さを我慢すると身体にストレスがかかります。ストレスにより肌のバリア力も低下してしまい、カサつきが出やすくなります。また、一次刺激性物質との接触でトラブルが出やすい状態でもあります。

【ひげ剃り】

肌の弱い方は、剃るときもシェービングフォーム等を使わないようにしましょう。
剃る前に、熱めの蒸しタオルやシャワーを使って肌を膨潤させてから、小麦粉シャンプーをつけると問題なく剃ることができます。

【皮膚常在菌】

皮膚に棲む表皮ブドウ球菌、アクネ菌などの菌を皮膚常在菌といいます。
これらの菌は皮膚から分泌される皮脂を分解し、互いに共生し合っています。
皮膚に住む菌は、酸性物質を産生することにより、病原菌や皮膚に常在しない菌の増殖を防いでいます。

【日焼け】

紫外線の刺激を受けると、紫外線から身体を守るために皮膚はメラニン色素を作り、肌を黒くします。日焼けの程度にもよりますが肌が黒くなっても、しばらくすると元の白い肌に戻ります。
日焼けをすると必ずシミになると思いがちですが、健康な肌であれば日常生活レベルの紫外線を浴びてもシミになることはありません。
日焼けがダメージとなるときは、強い紫外線を浴びて肌が炎症を起こしたときです。
強い紫外線を浴び続けると痛みや腫れ、発熱など、やけどのような症状が現れます。

【日焼け止め】

日焼け止めには界面活性剤やシリコン、紫外線吸収剤等が使用されており、つけると肌を傷めてしまいます。また、落ちにくいタイプのものはクレンジングが必要になります。
日常生活では日焼け止めを使用せず、帽子や日傘、厚手の服で紫外線対策をしましょう。
紫外線は雲に遮られても80%くらい通過してくると言われています。
紫外線の強い季節(5~8月)の紫外線の強い時間帯(10~14時)は、曇りの日でも帽子や日傘で紫外線対策をしましょう。
どうしても焼けたくない場合は、その時間の外出を控えるとよいでしょう。
海や山のレジャーで紫外線の強い季節に長時間屋外で過ごす場合は、日焼け止めを使用するようにしてください。日焼け止めのリスクより、日焼けによるダメージが大きくなるためです。

【保湿】

皮膚の役割は体内を守ることです。何かをつけて水分を外から補うことはできません。
化粧水やクリームをつけると肌がつるつるになり手触りもしっとりしますが、表面にのっている湿潤剤が潤っているだけです。
界面活性剤が使用されている乳液やクリームをつけると、皮膚はタンパク変性を起こします。
保湿剤を使うことで、皮膚が自ら潤うことの妨げにもなってしまいます。
健康な肌は何もつけなくてもカサつくことはありません。
乾燥感やつっぱり感があるときは、肌が傷んでいます。カサついている理由を見つけるようにしましょう。