バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」

2015年06月16日配信

第463号 夏のお悩み『かゆみ・ベタつき』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/06/16━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第463号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 暑くなるにつれて、
 夏ならではの肌トラブルについての
 ご相談が増えてきました。

 紫外線対策については先月お話しましたね。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2015/05/460.php


 今回は、かゆみと湿疹、
 そして髪のベタつきについてお話します。

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              ── 夏のお悩み ──

              『かゆみ・ベタつき』の秘密

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 ▼夏のお悩み(1)......かゆみ・湿疹


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  ◆【暑さのせいでぶつぶつが!?】(60代・女性)

  暑くなってきたせいか、額と鼻の頭に
  ぶつぶつが若干出てきています。

  頬のシミが日によって気になります。
  口の周りの乾燥も気になります。

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 夏は汗をかきやすくなる季節。
 とくに出始めの汗はミネラル分が高く、
 アルカリ性に傾いています。

 そのため肌の弱い方には刺激となり、
 かゆみや湿疹などの症状が現れやすくなります。

 ただし、肌のバリア力が正常に機能していれば
 汗がトラブルの原因となることはありません。

 汗をかいたあとに、かゆみや湿疹が出てしまう方は
 一次刺激性物質との接触によって肌が傷み、
 肌のバリア機能が十分に働かなくなっています。

 バックナンバーを参考にしながら、
 一日のあいだに肌に触れているものを
 チェックしてくださいね。

  ☆第423号 汗のせい?『夏のかゆみ・ピリピリ感』の秘密
  http://hisesshoku-derm.com/archives/2014/08/423.php 
 
 




 ▼対策 ~ 汗をかいたときは ~


 汗をかいたら、手で拭うのではなく
 指定のペーパータオルやタオル
 (トップクリアリキッドで洗ったもの)で拭きましょう。

 ペーパータオルやタオルを水に濡らしてから拭くと
 ベタつきも取れてさっぱりします。

 可能であれば、水またはぬるま湯で洗顔をすると
 さらに良いでしょう。
 このとき、顔に触れる前に手を洗うことを忘れないでくださいね。

 洗浄剤を使わなければ、一日に何度洗顔をしても
 肌に悪影響はありません。






 ▼夏のお悩み(2)......髪や頭皮のベタつき


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  ◇【乾燥中、指が白くなります】(40代・女性)

  初夏になってから、湯シャンをした後、
  乾かしている際に指が以前より白くなる感じがします。

  汗が増えたからでしょうか。


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  ◇【手にネバネバしたものが......】(女性)

  ドライヤーを使っているのですが、
  なんだか、いや、ハッキリと、ネバネバしたものが
  ドライヤーを持っていないほうの手に付くのです。

  この正体はなんなんでしょうか。
  私の洗髪がキチンとできてないからでしょうか。


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 最近、お湯洗髪を始めて間もない方から
 "髪を乾かすときに指が汚れてしまう"
 というご相談をよくいただいています。

 気温が高い季節は、皮脂分泌もさかんになるため
 初夏にさしかかって急に気になり始めた、
 という方も多いようです。

 手やブラシにつくベタベタの正体は
 『頭皮から出た皮脂や角質』です。

 肌と同じように、頭皮も新陳代謝しており、
 不要になった細胞が剥がれ落ちています。

 ベタベタも代謝の一部であり、
 ごく自然なことなのです。

 汚れが落ちていないのでは?
 と心配になるかもしれませんが、
 髪が十分に洗えていないわけではありません。

 シャンプー・リンスを使っていた頃は
 気にならなかったのに......
 という方もいるかもしれませんね。

 リンスやトリートメントには
 界面活性剤やシリコンが"帯電防止剤"として使われており
 髪のタンパク質をコーティングする働きをしています。
 そのため、汚れが付着しにくいのです。






 ▼対策 ~ ベタつきが気になるときは ~


 皮脂分泌をなくすことはできませんが、
 手やブラシにつくベタベタを減らすことはできます。

 お湯洗髪のベタつき対策でもお知らせしていることですが、
 次の2点に気をつけて髪を洗ってみましょう。


  ●髪の長い方は、洗髪前のブラッシングを念入りに

   獣毛ブラシで髪の根元から丁寧にとかします。
   前から後ろから、100回づつを目安にしましょう。

   髪をとかした後、ブラシが真っ白に汚れることもありますが
   これも代謝の一部。自然なことです。


  ●綿手袋をつけて頭皮と髪を洗う

   綿手袋をして、頭皮をマッサージするように洗います。
   頭全体をまんべんなく、2往復くらいしましょう。
   髪は根元から軽く手ぐしでとかすように洗います。


   髪や頭皮のベタつき対策として
   実践者の方から、こんなご報告が届いていますよ。


   ・暑い季節は綿手袋を2セット用意して
    途中で取り替えている

   ・髪を乾かすときも綿手袋をして軽くとかすようにすると、
    髪に残っているベタつきが取れてしっとりさらさらになる


  こちらのバックナンバーも参考にしてくださいね。
  ☆第410号 パサつき、ベタつき『お湯洗髪の悩み・解決法』の秘密
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2014/05/410.php  







 ▼おわりに


 今回は、かゆみ・湿疹、
 そして髪や頭皮のベタつきについてお話しました。

 白木さん、いかがでしたか?


 「私も綿手袋をして髪を乾かしてみようかな。
  水で濡らしたタオルで肌を拭う、
  というのも参考になりました。

  非接触生活ではおなじみのアイテムにも
  夏ならではの活用法があって面白いですね」


 サイトやメルマガでお伝えしている情報が
 夏を快適に過ごすヒントになりますように。

 ご相談・ご質問がありましたら、
 こちらまでお気軽にお寄せくださいね。

 →→ http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/06info/info.html



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